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 見るアニメがないので暇を持て余した私は前期のオーバーロードの影響でなろう系の小説を読み始めました。現行分、あるいは最終回まで読み終わったものは前述のオーバーロード、ランキング1位の無職転生、あとは書籍化もされていて料理で興味を持った異世界料理道の3本です。次読むとしたらアニメ化が決まっているこのすばかリゼロになるでしょう。まぁとりあえず3本読んでみて思ったことなんですが、ラノベに編集者って必要なのかという疑問ですな。
 思えば編集者の介在する商業作品でさえ、異能力者育成学園ジャンルで剣を使う主人公と赤髪ヒロインが云々被りが発生しているこの現況。編集者不在で作者自身が流行読んで異世界ジャンルを作り上げているweb小説界隈。ここにどれほどの差異があるのか。それでいてweb小説からバンバン書籍化されて売上出して、アニメ化控えてる作品が現状2本もあって、凄い力を感じますよね。
 それに更新スピードが半端じゃないんですよね。無職転生なんかは3年足らずで書籍にすれば20巻以上、異世界料理道は1年で10巻分以上の文章量を更新している様子。正解なんだか不正解なんだかわからない編集者のプロットチェックを通してじゃ実現できないようなスピード。その執筆スピードについては、そもそも異世界ジャンルというのがメアリー・スー的二次創作の「理想の世界観に理想のキャラクターを投じて無双」というところに端を発するものであるから、異世界が中世ヨーロッパの貴族的封建社会というテンプレートで固まっていてストーリーを構築しやすいことが大いに関係していると思うんだけれど。それでも校正なんか読者が勝手にやってくれて誤字脱字を指摘すればその日のうちに改訂される。装丁やイラストも不要で、紙で出版する必要もないという物理的な加速原理も無視できない。これでは流石に新時代を感じざるを得ない。バカにしている人もとりあえず1本くらいは気に入る作品を見つけて読んでおいた方がいい。このアニメ化原作枯渇時代に取り残されるぞ。
 とまぁ食わず嫌いを克服すると擁護側に回ってしまうんだぞという話でした。
 無職と料理道は書籍化されてるから読んでみたんだけど、これはどっちもアニメ化無理そうですね。無職はコミカライズもされててアニメ化ありそう感をブリブリ出してるけどやるとしたらフィットア領に帰るくらいまでやらないといけなさそうだから1クールでは無理と。料理道は単行本10巻分以上ずっと森でイノシシ食ってて、イノシシ料理のレパートリーを増やす作品なのでその余りにも狭い世界観にビビった。それでも異世界人を日本の店に連れてきてクールジャパンするような異世界食堂とか居酒屋のぶみたいな作品よりは好きなんだけどね。
 そういう意味ではストーリーの区切をつけやすいオーバーロードは異質だね。web版と書籍版を別物にさせたエンターブレインの編集が有能と言えるのかもしれん。有能な編集者ならやはり必要である。

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